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神夢月

Author:神夢月
ネチョ分なし、おむつ分濃いめ。多分おむつ系コミュから来た人でないと受け付けない内容かも

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ドーバの除霊士 6話
※オリジナル作品です。


- 14:25/シュライン学部棟 廊下 -

廊下に出現した、1体の悪霊。

礼智「なんでここに!?」

『シュライン』は周囲に強い結界が張られており、
ほとんどの悪霊は通り抜けることができない。

どうしてここに悪霊が存在するのか。

礼智「まさか、結界を通り抜けてくるほど強いやつなんじゃ…」

だが、この悪霊からは大きな力は感じないし、
強い悪霊なら除霊士たちが駆けつけてくるはずだ。

礼智はポケットから御札を取り出し、指に挟んだ。

礼智「縛れ!」

まずは束縛術をかけて、通用するかどうかを確かめる。
これが聞かないようであれば、おそらく手に負えない相手だ。

悪霊の動きがぴたりと止まった。
どうやらそこまで強い霊ではないらしい。

礼智「此処は生ける者の世界、直に立ち去れ!」

礼智の持つ札が輝き、放たれた光線が悪霊めがけて襲い掛かる。
悪霊は光によって粉々に砕かれた。

礼智「勝った…?」

この悪霊を見たとき、一瞬身の危険を感じたが
どうやら恐れるほどの相手ではなかったようだ。

礼智は御札をしまい、腕時計を見る。

礼智「14:35…次の授業にはまだ間に合うね」

礼智は次の教室へと走っていった。



- 14:40/シュライン学部棟 A-401教室前 -

教室の前には林道が立っていた。

礼智「よし、間に合った!」
林道「『間に合った!』じゃないだろ、このドアホゥ!」

林道に木の板で肩を叩かれる。

礼智「ひぎゃあっ!」
林道「ある事情で授業は中止になった。
   全員大講堂に集まるように言われておる。すぐに向かうぞ」

林道は礼智の手を引っ張って、大講堂へと向かった。


- 14:45/シュライン大講堂 -

シュラインの教員達と、除霊士見習い、その他スタッフが全員集まっていた。

校長「日々修行に励む除霊士の卵たちよ。
   今日、このシュラインにおいて、ある問題が発生した
   擬似悪霊生成マシーンが暴走し、擬似悪霊が大量発生してしまった」

ざわざわ…

礼武「なあ、これって…」

礼武が礼智に耳打ちする。

礼智「多分、そうだね…」
礼智(さっき戦ったのは擬似悪霊だったのか)


校長「だが、これは実戦に近い経験を積むチャンスではないか。
   そこで、君達に悪霊退治を行ってもらう!」

礼武「なんだってー(棒読み)」

見習いA「おいおい…」
見習いB「でもさ、結果次第じゃ加点してもらえるんじゃないか?」
見習いA「そう考えると、悪くは無いんじゃん」
見習いC「でもよ、L5とかがウロウロしてるかもしれないんだろ、きつくねぇか?」


擬似悪霊の強さは、設定レベルが1上がるごとに約4倍になるという。
レベル2の悪霊40体と、レベル3の悪霊10体が同じ強さという訳ではない。
1年ほど前、礼武は以前レベル3の悪霊5体に無傷で勝利した後
レベル4の悪霊1体と戦ったが、まるで歯が立たなかった。

除霊士見習いを卒業する条件の一つとして、
レベル5の擬似悪霊1体に勝つことがある。

マシーンが生成できる擬似悪霊のレベルは最大7だが、
レベル6以上の悪霊は、管理者の許可無く生成できないようになっている。

見習いC「まさか、L7とか居るんじゃないよな…」
見習いA「その心配はないだろ。L6の悪霊を1体生成するのに36時間、
     L7のは48日かかるらしいって」
見習いB「L5の悪霊を一つ作るのに1時間ちょっとだから…」



校長「機械の暴走は12:35分に始まったようである。
   センサーでシュライン内のL3以上の悪霊を調べたところ
   L3以上がおよそ700体、L4以上がおよそ40体確認され、
   L4の悪霊13体を既に撃退している。
   L1~2の悪霊はさらに多く存在するであろう」

校長「また、L5以上の悪霊はセンサーに反応しなかった。
   L3~4の悪霊の数を見る限りで、L5の悪霊は存在しないと思われる。
   ただし万が一見つけた場合、見習いの諸君だけでは決して戦わぬように」


見習いC「なんだ…、だったら大丈夫だな。ほっとした」
見習いB「ちぇっ、俺様がL5の悪霊を軽く締め上げて
     シュライン中に名を響かせてやろうかと思ったのに」
見習いA「『見習いB』なんて表記されてる時点で無理だろjk」


校長「これから君達に向かってもらう訳だが、個人行動は厳禁だ。
   6名以上でグループを組んで行動してほしい。
   特に見習いだけのグループ、級の低い者はなるべく多くの人数で組むことにせよ
   では今からグループを組み始めよ!」

校長がそう言い放ち、大講堂に集まった人たちが動き出す。


林道「礼武、礼智、幽磨は私と行動してもらう。狗狸さんはどうしますか?」
狗狸「幽磨様にご一緒させて頂きます」

礼武「ああもう、なんでまたこいつと同じグループなのよ」
幽磨「感謝するんだな。おまえは自滅しそうだから余が護ってやるというのだ」
礼武「こいつッ…!こんな状況になったのもお前の…」
礼智「タンマ、余計な体力を消耗するようなことはやめろ!」

礼武たちをよそに、林道は他の3人の見習いに声を掛ける。
林道「そこの3人、私の教え子だったな。私達と一緒に行動してくれ」

…つづく。


・参考資料
マシーンが擬似悪霊を生成するのにかかる時間
悪霊生成にかかる時間は、レベルが1上がるごとに32倍になると言われている。

レベル3 1体につき約4秒
レベル4 1体につき約2分
レベル5 1体につき1時間強
レベル6 1体につき約36時間
レベル7 1体につき約48日

レベル2以下は瞬時に大量発生させられる。
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オリジナル小説 | 21:25:09 | Trackback(0) | Comments(0)
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